米を主食としている日本には、様々な品種のお米がありますよね。
それぞれの銘柄ごとにお米の食味や食感は異なりますが、それらの中でも人気のある「ひとめぼれ米」をご存じですか。
ひとめぼれは、数あるお米の中でも特に食味の良さに魅力があります。
そこで今回は、本当においしいひとめぼれ米の特徴をご紹介します。
ひとめぼれ米の特徴とは
お米の中でも代表的な品種として、コシヒカリがよく挙げられますよね。
実はひとめぼれは、コシヒカリに初星という品種を掛け合わせて作られたお米です。
1981年に宮城県で開発され、おいしさに加え、寒さに強い品種を目指して作られました。
ひとめぼれの味の最大の特徴は、米に甘みがある点です。
この甘みのおかげで食べていても飽きがこず、また全体的に優しい風味に仕上がります。
さらにひとめぼれは、粘り気が強いという特徴があります。
したがって、炊きあがった後のお米はふっくらとし、もちもちとした食感を楽しめるでしょう。
さらに粘り気の強さは、冷めてもおいしいという特徴につながります。
こうした点からひとめぼれは、お弁当やおにぎりなどにもよく使用されています。
また、甘みや旨味、香り、ツヤ、粘り気などの総合的なバランスも取れているため、比較的何にでも合わせやすいお米と言えるでしょう。
さらにおいしく食べるための方法とは
先程もご紹介したとおり、ひとめぼれは通常通りに炊いてもおいしいお米ですが、せっかくならさらにおいしく食べるための方法も知っておきたいですよね。
ひとめぼれをさらにおいしく食べるためには、炊き方を工夫すると良いでしょう。
中でも特に重要なのが水加減です。
研ぐ前のお米には、ヌカ特有の臭みがあるため、研ぐ前に軽く水洗いすることでこの臭みがとれ、美味しく炊けるでしょう。
またその際に硬度の高い水を使用すると、どうしてもパサつきやすいため、浄水や軟水のミネラルウォーターの使用がおすすめです。
さらに炊く前のお米を浸水しておくことも、おいしいお米を炊くためには重要なポイントです。
この過程を加えることで、さらにお米自体に甘みが出ます。
お米の浸水時間は、夏場であれば30分、冬場であれば1時間と季節によって変えられると良いですね。
まとめ
今回は、本当においしいひとめぼれ米の特徴についてご紹介しました。
様々な特徴を併せ持つひとめぼれは、食味がよく、幅広い世代の方にもおいしく食べていただけるでしょう。
ひとめぼれにご興味のある方は、ぜひ今回ご紹介したおいしく食べるための方法も踏まえて、一度召し上がってみてはいかがでしょうか。